足尾銅山観光の最寄、『通洞駅』。
「ハーフティンバー様式」という、北欧の建築技法に基づいて建てられた駅舎は、登録有形文化財に指定されています。
柱や針が外側に露出しているのがその特徴です。

その駅舎を出ると、出迎えてくれるのは大パノラマの山々!
思わず深呼吸したくなります。

駅舎の前には、「足尾の四季」の歌詞が掲げられています。
朗らかなワルツのリズムと、足尾の豊かな春夏秋冬を語る歌詞で、古くからここ足尾で愛されている名曲です。

また、こんな説明板も。
足尾鉄道は、全国の風物を歌った「鉄道唱歌」になんと7曲も組み入れられているのです。
ちなみに「足尾鉄道」とは、「わたらせ渓谷鐵道」の路線の前身。
足尾銅山のために、物資を輸送するという重要な役割を果たしていました。

駅舎だけでなく、プラットホームも登録有形文化財です。

通洞駅のホームは1つのみ。
上り・下りともここに停車します。
木々に囲まれたプラットホームには静かな時間が流れており、
いつまでもいつまでも待っていたい気分に。

木漏れ日を浴びてのんびり寛いでいるうちに、わたらせ渓谷鐵道がやってきました!
電車に乗る前に少し町歩きもしてみたので、その様子もお届けしますね。

どこを見回しても緑が目に飛び込んできて、眼福・・・。
穏やかな空気の漂う町中ですが、

看板や街灯が何気なくレトロでお洒落!

5分ほど歩けば足尾銅山観光も楽しめます!
かつて栄華を極めた足尾銅山、そして閉山後もここで生活を営む人々。
通洞駅には、そんな歴史と時の流れが詰まっているような気がしました。