佐賀市街地エリアにある、歴史ある老舗旅館「旅館 あけぼの」。街に近いけれど、喧騒から離れてゆったりとした時間が過ごせる場として、宿泊以外にランチやイベントなども行っています。
今夏から、8月限定の「手打ち蕎麦ランチ」を提供すると聞き、行ってきました!若女将さんの講演会で出会ったという、元蕎麦職人さんが1日20食限定で提供する二八そば。「夏らしい、喉越し良くさっぱりと食べられるものを楽しんでもらいたい」という思いからスタートしました。
ダイニングルーム「鍋島」は、大きな窓から緑が臨める上品な空間。床はなんと、有田焼の磁器タイル!ひな祭りの時期は、この部屋だけでもたくさんのお雛様が飾られます。
まずは、組肴。ローストビーフ、鯵てら昆布巻、細もずく。奥の「だし巻き卵」(440円)は、ランチメニューと別で追加注文したものです。それぞれ柚子や生姜、茗荷など薬味が効いていてさっぱりとした味付け。
「クリームチーズ茶碗蒸し 有明香味干しのせ」。佐賀海苔をそのまま乾燥・焙煎したものがトッピングされています。中にはたっぷりのクリームチーズ。ぷるんとコクのある茶碗蒸しと酸味のあるミルキー感、相性抜群!
手打ち蕎麦が、天ぷらとともに運ばれてきました。製麺機でつくるより鮮度・質の維持が難しい手打ち蕎麦。だからこそ職人が作るできたては、たまらなく美味しい!コシがあるけれど、つるっとすすれる軽さ。噛みこむと広がる優しい蕎麦の香り。
蕎麦といえば、締めの“蕎麦湯”がまた嬉しい。ほっとひと息。つゆの甘さと蕎麦の香り、栄養たっぷりな至福の締めの1杯です。
こちらも追加注文でアイスクリーム(330円)を。若女将の手作り。最初は香ばしさを感じ、ナッツ?マカダミア系かな?と思っていたら、正解は…そば!そばとミルクって合うんだ…そういえば、ほうじ茶ラテとかあるもんなぁ。他ではなかなか食べられない味、もったいないくらい美味しい…。
「手打ち蕎麦ランチ」は8月6日~26日までの20日間、週1間隔で定休日を挟みながらの提供です。3,300円。気軽な値段…とは言えないけれど、実際に食べて、旅館の雰囲気とともに味わう時間は優美で心満たされるひとときでした。
【旅館あけぼの】
場所:佐賀市中の小路3-10
時間:ランチ→11:30~14:30
駐車場:あり
手打ち蕎麦ランチ:8月26日(火)まで、20食限定






