一条戻橋は一条通りの堀川に架かる橋で、何度も造り替えられながら平安時代よりこの地にあります。

戻橋という名前の由来は、この橋で死者がよみがえったという伝説から。「戻る」という言葉が縁起が悪いということで、花嫁さんは一条戻橋を渡ってはいけないのだとか。
逆に戦時中は、家族が戻ることを願ってこの橋へ訪れる人もいたそうです。

現在の橋は平成7年からのもので、それ以前の橋の材料を使い、晴明神社の境内に戻橋が復元されています。

横には式神の姿も。安倍晴明は一条戻橋の下に、式神として使役していた十二神将を隠していたのだとか。
ほかにも一条戻橋にはたくさんのエピソードがあり、歴史的にもミステリースポットとしても面白い場所です。
一条戻橋の情報
京都市上京区主計町一条通り