山科には4つの宮があったそうで、そのうちの3つ目「三之宮神社」です。
今回は建物を中心にご紹介します。

まずは境内の真ん中あたりにある「神楽殿(舞殿)」。
ちょっと前に行ったのですが、ちょうど改修中でした。
奥が本殿なのですが、その前に目立ちませんが貴重な建物が・・・
看板が無ければ完全に見逃すやつ。

小さいですが「大般若経宝蔵」です。
貴重な般若心経が600巻も保存されており、そのうちの3巻は「当時の親王」「公卿(くぎょう)」「門跡方」が書いたそうです。

結構すごいお宝なんじゃないんですか?
こんな感じで仕舞われてていいんですか?

当然、中は非公開なので本殿へ。
建物の手前が「拝殿」で、その奥が「本殿」です。

階段下には「祓戸大神」。
ここも丸い屋根です。

では階段を上がって本殿へ。
ちょっとアップで撮ってみました。
意外とシンプル。
写真には写っていませんが、猫が多いです。

こちらに祀られているのは「鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)」です。

山幸(やまさち)と呼ばれている「彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)」と「豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)」との間に生まれました。

海と陸を繋ぐ神で自然災害から守ってくださるそうです。
お酒の神様でもあり、五穀豊穣・夫婦和合・安産・家族・武芸上達・家庭円満などのご利益があります。

鸕鷀草葺不合尊は「神武天皇」の父親でもあります。

本殿の両サイドにも祠がありますが、何が祀られているのか分かりませんでした。
すぐ近くに大きな公園もあり、お散歩がてらの参拝もいいですね。



山科三之宮神社(京都の公式サイトが紹介していました
住所:京都府京都市山科区東野八反畑町60
参拝時間:24時間
拝観料:無料