革堂行願寺(こうどうぎょうがんじ)は、京都市中京区の寺町通り沿いにあるお寺です。
昔から町衆が集うお寺・町堂「こうどうさん」として篤い信仰を受け続けています。
創建は寛弘元年(1004)、開基は行円(ぎょうえん)上人です。
若いころ行円上人は猟師でしたが、自分が射止めた鹿が子鹿を産み落としながら亡くなったことに大変後悔して出家したそうです。
上人は、殺してしまった鹿の皮を衣として常にまとっていたことから皮聖(かわひじり)と呼ばれ、上人が創建した行願寺も革堂と呼ばれるようになりました。
寺町通りに面した山門をくぐると、正面に堂々たる本堂が見えます。
本堂に安置されている御本尊・千手観音像は行基上人の作ですが、秘仏のため通常は見ることができません。
革堂は、日本最古の七福神巡りの巡拝所で、境内には寿老神(じゅろうじん)をお祀りするお堂もあります。
お堂の横には七福神が勢ぞろい!
境内には縁結びの御利益があるとされる愛染明王をお祀りした愛染堂や厄除け・家内安全などを司る鎮宅霊符神をお祀りするお堂、百体地蔵尊などたくさんのご利益スポットもあります。
革夏には参道沿いに並べられた鉢植えの蓮が咲きそろい、秋になると咲き誇る藤袴が楽しめるお寺としても知られています。
毎年開催される藤袴祭も楽しそうです。
また「猫のお寺」としても知られていて、境内を自由気ままに歩く猫に癒しをもらうことも!
本堂手前には可愛い猫グッズも販売されていました。
都七福神巡り以外に西国三十三所観音霊場・洛陽三十三観音霊場など数種類の札所にもなっている革堂では、行事ごと・季節ごとの御朱印も豊富。
7の日には下のようなきれいな御朱印をいただくこともできます。
(御朱印は偶然7の日のお参りしたときに受けたものです)
革堂行願寺は。札所めぐりや御朱印集め、季節のお花を楽しむのにもおすすめのお寺。
素適なお店がたくさんある寺町通りの散策がてら、ぜひ一度お参りしてみてください!