いのき迎賓館前で開催されていた「金澤月見光路」へ行ってきました。秋の夜を彩る光のイベントで、学生さんが手掛けた灯りのオブジェがずらり。竹や和紙、アクリルなど素材もさまざまで、伝統と現代デザインが融合した光のアートが。夕暮れが過ぎて灯りがともる瞬間、広場全体がふんわりと光に包まれるようで、思わず息をのむ美しさです。あたたかい光が風に揺れて、幻想的な空間が広がっていました。
灯りのワークショップや、子どもたちが自由に描いたランタン展示などもあり、家族連れの姿も多く見られました。手作りの温もりが感じられる作品が並び、どこか懐かしく、穏やかな気持ちにさせてくれます。

しいのき迎賓館の前庭は広々としていて、芝生に腰をおろしてゆっくり光景を眺める人の姿も。夜風が心地よく、ライトアップされた木々と石畳が金沢らしい風情を演出していました。
派手さではなく、静けさの中に光る「やさしさ」こそ、金澤月見光路の魅力。
金沢の秋を象徴するイベントとして、これから定着してくれると嬉しいです。