友人に「一度行ってみてほしい」と誘われて訪れた、梅田の月島もんじゃ「もへじ」。
夕飯時に行くと混むと聞いていたため、早めに到着したのに、すでにほぼ満席でした。
賑わった店内とは裏腹に、早速頼んだはんぺんを店員さんが目の前で焼いてくださり、つい見るのに集中していたのを今でも覚えています。
ほどなくして運ばれてきた大鉢には、角切りのもち、山盛りのキャベツ、その上にしっとりとした明太子。
器の藍色が冬の光を受けて穏やかに映り、食卓の空気にも静かな深さが生まれました。
具材を鉄板に広げると、湯気がゆっくりと立ちのぼり、隣のテーブルの笑い声と自然に重なっていきます。
焼き上がったもんじゃをつつきながら、たわいもない話を重ねる。
そんな時間の流れが心地よく、気がつけば時間が過ぎていきました。
店頭の看板には名物の明太もんじゃが大きく掲げられ、足早に通る人の視線をそっと留めています。
また、私が行ったルクア大阪店は梅田からのアクセスがよく、週末の集まりにも無理のない距離です。
友人と、あるいは会社の仲間と。
誰と来ても自然と距離が縮まる場所だと、帰り道にふと思わされます。












