兵庫県・丹波篠山市の城下町エリア、その中心に位置する「丹波篠山百景館」は、観光客はもちろん地元の人たちからも親しまれているお土産スポットです。旧篠山市時代から続く町並みに溶け込むように建てられた館内には、丹波篠山の特産品や地元の工芸品が幅広くそろっており、旅の締めくくりに立ち寄る場所としてとても便利です。
店内には、丹波篠山ならではの名物がずらりと並んでいます。特に黒豆を使った食品は種類が豊富で、甘煮、煎り豆、スイーツなど、さまざまな形で楽しめます。ほかにも、地元産の栗や和菓子、コシの強い丹波篠山産のお米、味わい深い地酒など、お土産にぴったりの品が充実。見ているだけでも地域の魅力が伝わってくるラインナップです。
さらに注目したいのが、篠山地域の伝統を受け継ぐ陶磁器「王地山焼」をはじめとする丹波焼の窯元作品です。普段の食卓で使いやすいシンプルな器から、工芸品として飾りたくなるような格調高い磁器まで、多彩な作品が並びます。昭和の町屋をイメージして改装された落ち着いた空間で、ゆっくりと器を選べるのも、この施設ならではの魅力です。
そして百景館を訪れたら、ぜひ味わってほしいのが名物の「黒豆ソフトクリーム」です。丹波篠山といえば黒豆の産地として全国的に知られていますが、その黒大豆を贅沢に使ったソフトクリームは、店頭のテイクアウトコーナーで販売されています。ひと口食べると黒豆の風味がふわっと広がり、香ばしさのある和テイストの味わいが楽しめます。粒感をしっかり感じられることもあり、ほかではなかなか出会えない特別なスイーツです。
お土産選びと同時に、篠山らしい味覚も楽しめる丹波篠山百景館。城下町散策の途中にふらりと立ち寄るのにもちょうどよく、篠山旅行の満足度をぐっと高めてくれるスポットです。