京都・東山にある南禅寺は、臨済宗南禅寺派の大本山として知られ、日本の禅寺の中でもひときわ高い格式を誇る名刹です。
創建は1291年、亀山上皇が自らの離宮を寺に改めたことがはじまりで、室町時代以降は京都五山のさらに上位に位置づけられた「別格」の存在でした。
創建は1291年、亀山上皇が自らの離宮を寺に改めたことがはじまりで、室町時代以降は京都五山のさらに上位に位置づけられた「別格」の存在でした。
南禅寺の象徴といえば、迫力満点の三門です。石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」で知られる巨大な門は高さ22メートルの堂々たる佇まいで、日本三大門のひとつに数えられます。
上層へ登ることもでき、京都の街並みを見渡すその眺めは、訪れた人の多くが思わず息をのむほど。
上層へ登ることもでき、京都の街並みを見渡すその眺めは、訪れた人の多くが思わず息をのむほど。
もうひとつの代表的スポットが水路閣。レンガ造りのアーチが連なる独特の景観は、南禅寺と聞いてまず思い浮かべる人も多いはず。明治時代に造られた琵琶湖疏水の水道橋で、和の寺院に洋風建築が溶け込む美しさは写真映え抜群。数々のドラマや映画のロケ地として使われてきたのも納得です。
四季を通じて美しい南禅寺ですが、春の桜や夏の青もみじ、冬の雪景色と並び、特に秋の紅葉は京都でも屈指の美しさとして有名です。
境内一帯が鮮やかな赤や黄金色に包まれる光景は、まさに圧巻。季節ごとに異なる表情を見せる、何度訪れても魅力が尽きない寺院です。
境内一帯が鮮やかな赤や黄金色に包まれる光景は、まさに圧巻。季節ごとに異なる表情を見せる、何度訪れても魅力が尽きない寺院です。












