大光明寺は建仁寺の塔頭で、境内の西側にあります。
元々は伏見桃山にあった伏見宮家の菩提寺で、創建は後伏見天皇の女御、西園寺寧子。国母として実権を握った人物なのだとか。
ご本尊として祀られているのは、知恵と慈悲で人々を導くという普賢菩薩。辰年と巳年の守り本尊でもあるそうですよ。
また、大光明寺は京都十三仏霊場めぐり第4番のお寺でもあります。京都十三仏霊場めぐりとは、仁和寺や泉涌寺など京都の由緒あるお寺をめぐる巡礼です。供養のほか、現世安穏のご利益もあるとのこと。
境内の奥には、「峨眉山(がびさん)の庭」という枯山水庭園があります。峨眉山とは中国四川省にある山で、普賢菩薩の聖地として知られているそうです。
非公開ですが足利義尚の墓もあり、歴史深いお寺です。境内全体に静かで厳かな雰囲気が漂っていました。
大光明寺の情報
京都市上京区相国寺門前町701※拝観は要問合せ












