千本釈迦堂は西陣にある寺院で、正式名称を大報恩寺と言います。今出川通から七本松通を北に進むと、山門が現れます。
千本釈迦堂の創建は鎌倉時代初期。本堂は応仁・文明の乱で奇跡的に焼け残りました。洛中で最古の本堂として、国宝にも指定されています。

また、「千本釈迦堂」の由来となっている本尊の釈迦如来像も、創建当時のまま残っているのだとか。

本堂の屋根は、伝統的な入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)。
内部は拝観することもできます。

本堂左手にある寺務所の辺りが拝観入口です。
貴重な建物の内部に入れるのは、ありがたいですね。ふだんは観光客もそれほど多くないお寺なので、静かにじっくりと拝観できておすすめです。

千本釈迦堂(大報恩寺)の情報
京都市上京区溝前町1034
拝観時間:9:00~17:00