石像寺は、千本通にある浄土宗の寺院です。創建は空海で、空海作と伝わる地蔵菩薩「釘抜地蔵」がご本尊。正式な寺名より、「釘抜地蔵尊」で知られています。
心身の苦しみを抜き取ってくれるご利益があるとされ、元々は苦しみを抜き取ることから「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれていたのが、「釘抜地蔵」に変化したのだとか。
願いが叶った人は、お礼に「2本の八寸釘と釘抜き」が描かれた絵馬を奉納するのが習わしです。2本の釘のうち1本は心の苦しみ、もう1本は身体の苦しみを表しているそうですよ。
境内の奥には、空海の手掘りとされる井戸もあります。
私が境内を歩いている間にも、次々とお参りに来る人が現れ、地元で信仰の厚いお寺であることが感じられました。
釘抜地蔵尊(石像寺)の場所
京都市上京区花車町503












