去年の年末に有松の町を訪れた際に、「有松天満社」があり迷いましたが、何かしらの縁だと思い、ちょっと立ち寄ってみた私。
最近、神社仏閣巡りも気分転換として楽しいので、どのような社か興味津々に歩きながら静寂な有松の町を眺めながらの探検気分です!
さて、今回は東海道にある「有松天満社」をご紹介いたします。
「有松天満社」は、学問の神様・菅原道真を祀る神社で、江戸時代に有松絞りで栄えた町の人々によって発展しました。
元々祇園寺の境内にありましたが、寛政年間(1789年頃)に現在地(文章嶺)へ遷座し、この「文章嶺(ふみのみね)」とは、天満社がかつて鎮座していた場所の山を指し、数千人の詩歌文章が埋められたことに由来する名称です。
この山を拠点に「文嶺講(ぶんれいこう)」と言う氏子組織が天満社を守り、江戸時代後期の『尾張名所図会』にも描かれた有松の文化と深く結びつきが。あっ、あの踏切を渡った向こうに「有松天満社」があるみたい…!
天満社境内の下広場正面にある「虹橋こみち」は、かつては藍染川(手越川)に架かっていた「虹橋」と呼ばれる石橋。
今も変わらずに趣がある風情の橋になっています。
虹橋を渡りきると手水舎があり、険しい「珍重坂」が見えます!
現在のように石階段として整備する前は、山道に近い段差のある坂だったそうで、神様に参詣するには試練の業か、結構、登るのがキツかったり…と。
こちらが本殿になり、名古屋市の「登録地域建造物資産」に登録されており、文政7年(1824年)に建立された「八棟造り(やつむねづくり)」の壮麗な社殿です。
また、主祭神の菅原道真公の他に、神明社、津島社、稲荷社、秋葉社、琴平社、御鍬社の計6社が祀られており、これらは本殿の周りや境内各所に点在して、有松天満社のご利益には、学問・合格成就、厄除け、家内安全・無病息災、商売繁盛、縁結びなどがあります。
本殿の周りには、様々な境内石造物があります。
まずは、「天神さまとお牛さま」から。
牛は、道真公と大変ゆかりが深いことから「天神さまの御遣い」と言われいて、筆で「書道が上達しますように」「学業が成就しますように」と撫でれば、学問の神様である道真公の御神徳が授かるとか。
また、身体の部位と同じ臥牛の部位を撫でれば、身体は健康に病気は快癒すると言われています。
こちらは「筆塚」になり、使い終わった筆を納めるための塚。
進学祈願のお祭りともに関連が深く、春の進学シーズンには賑わいを見せ、道真公の和歌が刻まれていることが特徴です。
これは、「天神さまと鷽鳥(うそどり)」になります。
鷽鳥は、道真公の愛鳥だったと言われており、逸話としては、道真公が大切な神事をおこなっていた際に無数の蜂が襲来し、そこへ鷽鳥が飛来して蜂のすべてを食べ尽くしてくれたことから、「災いや悪事を嘘(鷽)にしてくれる」と言われるようになったとか。
全ての災いが何事もなかったように、世界平和を鷽鳥に願います…!
有松天満社のお祭りは、秋季大祭と春季大祭にあり、特に秋祭りでは3輛の豪華な山車が有松東海道を曳航するそうで、艶やかなお祭りを一度見てみたい!
有松天満社は、地域の氏神でありながら、末社として伊勢神宮、京都伏見稲荷、香川金毘羅宮などを祀り「その地に行かなくてもお参りができる」と言う特徴を持っているそうです。
何気に立ち寄った有松天満社は、有松の由緒正しき歴史を余すことなく感じられ堪能できますので、皆様も是非、参拝されてご利益が授かりますように…!
有松天満社
住所
〒458-0801
愛知県名古屋市緑区鳴海町米塚10
電話
052-621-3000
営業時間
木~火 11:00~20:00
定休日
水曜日
交通アクセス
電車・名鉄名古屋本線「有松」下車 徒歩 約10分
お車・国道302号線「東陵」交差点すぐ












