ITビジネスプラザ武蔵で、グラフィックデザインを基軸に広告、ロゴマーク、パッケージデザイン、ブックデザインなどを手掛けている窪田 新さんをゲストにトーク形式のイベントが開催されました。
主なお仕事としては、MUSIC AWARDS JAPAN V.I.、KIRIN “HEARTLAND”、LOEWE “Wallet Campaign Japan”などなど、手掛け、ニューヨークADC 金賞、Cannes Lions 金賞など世界的なデザイン賞を受賞してきている方です。聞き手の久松 陽一さんとは、予備校生時代から面識があり、同じ大学で一緒だったそうです。
企業や商品が「どんな未来を実現したいのか」。
そのビジョンをどう捉え、どうビジュアルや言葉に落とし込んでいくのか。
窪田さんは、デザインは“見た目を整える仕事”ではなく、言葉にならない想いや違和感を丁寧にすくい上げ、問いを整理し、社会に伝わる形へ翻訳する行為だと語ります。
仕事事例を交えながら、完成形よりも、そこに至るまでの思考のプロセス、何を選び、何をあえて選ばなかったのか、その判断軸が共有されました。
第一線で活躍するアートディレクターのリアルな視点に、参加者はメモを取りながら深く聞き入る姿が印象的でした。
窪田さんの話が聞けると美大生さんやデザイン業界の人が多く集まり、会場は超満員。「ビジョンは最初から明確なものではない」。だからこそ、デザインは一緒に見つけていく仕事なのだと、静かに問いを投げかけられ、自分の仕事や活動における“ビジョン”を見つめ直す時間となりました。