2026年2月8日、選挙の日。
那珂湊に、約2年ぶりの雪が降った。
この町は、ほとんど雪が降らない。
2025年は一度も積もらないまま春を迎えた。
だから、前日の夜から降りはじめた白い粒が、少し特別に見えた。
朝、家の前では両親が雪かきをしていた。
法事で車を出せるようにするためだ。
静かな住宅街に、スコップの音だけが響く。
午前中は法事と会食。
駐車場にも、きちんと雪が積もっていた。
帰宅すると、近所の子どもたちが数人、雪で遊んでいた。
その光景で、ふと平成の小学生時代を思い出す。
平日の朝、校庭に雪が積もった日。
教頭先生や先生たちが
「今日は校庭で雪遊びしていいよ」と言って、全学年が一斉に外へ飛び出した、あの時間。
午後、喪服から私服に着替えて投票へ。
戻ると、母と弟が駐車場脇に寄せた雪で遊んでいた。
全身パジャマ姿の父も加わる。
私は家の中で手洗いとうがいをして、下だけパジャマに着替えている間に、小さな雪だるまが完成していた。
雪は、2〜3日で跡形もなく溶けた。
いつもの冬の景色に戻る。
私はきっと、法事と選挙と雪だるまが同じ日にあったことを、この先も覚えているだろう。
来年もまた、降ってくれたらいい。
2026年2月の、静かな白い一日。
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