石川県津幡町の山あい、河合谷。
この地にはかつて、村をあげて酒を断った「禁酒村」の歴史がありました。

生活を立て直すために、5年間、一滴の酒も飲まない――。
そんな厳しい誓いを守り抜いた人々の記憶が、今も語り継がれています。
そして100年後。
その歴史から生まれたのが、日本酒『禁酒村』。

“飲まなかった物語”から生まれた一杯には、この土地ならではの時間が流れていました。
河合谷では、大正時代、生活の困窮が深刻な問題となっていました。

そこで村人たちが選んだのは、「禁酒」という決断。
5年間、一滴の酒も口にしないという厳しい誓いでした。

当時、酒は単なる嗜好品ではなく、日常の一部。
それを断つという選択は、暮らしそのものを見直す覚悟でもあったはずです。

それでも村人たちはその誓いを守り抜き、村の再建を成し遂げたといいます。
その歴史から約100年。
あえて「禁酒」という言葉を冠した日本酒、『禁酒村』が誕生しました。

一見、矛盾しているようにも見える名前。
しかしそこには、「酒を断ったからこそ、今の豊かさがある」という想いが込められています。

酒を飲まなかった歴史を、今度は酒で伝える。
逆転の発想から生まれたこの一本は、単なる商品ではなく、この土地の物語そのものです。
お酒『禁酒村』は河合谷に唯一の酒屋さんで購入できます。

本来なら飲まなかったはずの酒。
その時間を経て、今ここにある一杯。

酒は、土地の記憶をつなぐもの
地域の歴史や人の営みを、次の世代へつないでいくこと。
その“触媒”としてお酒が役割を果たしています。

河合谷という土地を知るきっかけとして、
あるいはその物語に思いを馳せる一杯として。

『禁酒村』は、飲むたびにこの土地との距離を少し近づけてくれる存在です。