能登を襲った大地震、そしてその後の豪雨。幾重もの苦難により、約1年7ヶ月という長い休業を余儀なくされていた輪島市の名店「お食事処 やぶ新橋店」が、待望の営業再開を果たしました。
店内の壁に刻まれた「1m65cm」という生々しい浸水記録。そこには再建までの険しい道のりを物語る写真の数々も並び、言葉にできない壮絶な日々が伝わってきます。
しかし同時に、全国から寄せられた数多くの御祝品が店内を温かく彩っており、お店がどれほど多くの人々に愛され、待ち望まれていたかを物語っています。
そんな空間でいただくお蕎麦は、まさに感動もひとしお。一口すするごとに、出汁の旨味と変わらぬ温かい味わいが五臓六腑にしみ渡り、張り詰めていた心がすっと解きほぐされていくような、どこか「ほっこり」とした安心感に包まれます。
注文はタッチパネルで注文できるようになっていました。
同店はこだわりの蕎麦だけでなく、ボリューム満点の定食メニューも豊富に揃っているのが嬉しいポイント。店内は広々としており、小さなお子様連れのファミリーから地元の方、復興支援に訪れた方まで、誰もが気軽に利用しやすいアットホームな雰囲気に満ちています。
輪島の地で再び灯った、食と笑顔のあかり。「輪島へ来たらぜひ立ち寄りたい」と心から思わせてくれる、優しさと強さに満ちた心の拠り所です。