兵庫県神戸市、六甲アイランドの緑豊かな公園に寄り添うように建つ小磯記念美術館は、神戸を代表する洋画家・小磯良平の作品を中心に展示する美術館です。

ガラス張りの明るい館内は、海辺の街らしい柔らかな光が差し込み、静かで落ち着いた鑑賞空間が広がります。
絵画を「光の芸術」として楽しむには最適のロケーションで、訪れる人の心をそっと整えてくれる場所です。
六甲ライナーのアイランド北口駅からも近いですが、車で行かれる場合の駐車料金は500円です。
私が訪れた2026年5月23日(土)〜8月16日(日)の期間は、通常の常時展示だけでなく、特別展「絵本作家・葉祥明の世界 ― メルヘンから平和へ ―」を開催しており、絵本作家として広く知られる葉祥明の、初期から近年までの作品約100点を紹介する大規模な回顧展が行われていました。
絵本原画、挿絵、油彩画など幅広い作品が並び、やわらかな色彩、余白の美しさ、平和へのメッセージが静かに心に響く素晴らしい世界を堪能することが出来ました。

社会問題を扱った絵本や、独自の風景画「ニューランドスケープ」など、葉祥明の“優しさと祈り”が詰まった世界を体感できる展覧会。
内容の撮影はNGだったため、作品等は実際に見ることしかできませんが、世界観に思わずうっとり。
これは見る価値がありましたよ。
同時開催として「小磯良平作品選Ⅱ」もあり、こちらは小磯良平が手がけた挿絵や原画を中心に、画家の多彩な仕事を紹介する企画展。
油彩画だけでなく、雑誌や新聞の挿絵など“本の仕事”に焦点を当てた展示で、
小磯の繊細な線と色彩感覚をじっくり味わえます。
同館は、小磯良平の作品を体系的に鑑賞できる国内唯一の美術館で、カフェやショップも併設。
六甲アイランドの静かな環境で、ゆったりと作品に向き合うことが出来る落ち着いた場所です。