「茅ヶ崎って有名なわりに何にもないよね」茅ヶ崎に初めて来た人がたいがい口にする言葉です。確かに、観光するところがこれといってない。「え?まだ寒い2月に海かよ!」ですと?まあ、そうおっしゃらずに・・・
茅ヶ崎駅から歩くと15分近くかかりますが、コミュニティバスで1番「中海岸南湖循環」に乗って「サザンビーチ入口」、または神奈中バス37番系統「浜見平団地」行きに乗って「海水浴場前」下車で、国道134号線の地下道を歩いていくと、小学生の手形がプリントされたタイルがずらり・・・2016年に「未来手相図」として配置されました。
「海水浴場」は昭和から呼び慣らされた名称、「サザンビーチ」は1999年に新しく命名された名称なのです。もちろん、茅ヶ崎出身の桑田佳祐さん率いるサザンオールスターズにちなんで名づけられました。
2000年に行われた、サザンオールスターズ茅ヶ崎ライブでは、ここでライブビューイングが行われました。
地元民は浜辺での時間を、夏以外にゆっくり楽しみます。早春の夕陽はロマンティックでしょう?
茅ヶ崎は浜降祭(はまおりさい)、湘南祭、花火大会など海にまつわるイベントが多く、加山雄三さん、件の桑田さんについてはネタが豊富なので今後もシリーズ化してお伝えしていきます。
ちなみにこの岩、ご存じですよね?はい、名物「烏帽子岩」です。
茅ヶ崎駅の発車メロディー(2014年から)である「希望の轍」(1990)のサビの歌詞にも登場しますね。「遠く、遠く、離れ行くエボシライン♪」
「チャコの海岸物語」(1982)にも、Kuwata Bandの "Merry X'mas in Summer" (1986)にも烏帽子岩が歌われています。ただの岩をこんなに有名にしてくださった桑田さん、茅ヶ崎市民の一人として感謝にたえません。
この岩、ここから何百メートルも離れたところからすごく大きく見えたり、少し近づくとまた小さく見えたりと、市内の高低差によって見える大きさが変わる、不思議な岩なんです。
何にもない海街ですが、浜にまつわるエトセトラ(Puffyみたい、笑)はまだまだ続きます。それではまた次回に!