照島と呼ばれる小さな島に照島神社という神社があります。朱色の太鼓橋を渡り、木々の中に建つ神社はなんとも神秘的ですよ。
古より薩摩の国を見守る「照島神社」には数多くの伝説があるのですが、今回はその中の1つを紹介しようと思います!
昔、むかしのこと。
漁夫が朝早くから魚釣りに出掛けましたが、その日に限ってどれだけ釣っても魚が1匹も釣れませんでした。漁夫は諦めてぼんやりと水平線の彼方を見つめていました。
すると、遠くに誰も乗っていない小舟がゆらゆらと漂っているのを見つけました。不思議な舟だったので気になって近づいてみますが、宝物も何もありません。今日はもう諦めて、帰りながら釣り糸を垂らすことにしました。
するとどうでしょう。今まで1匹も釣れなかったのに、魚がドンドン釣れるようになったのです。夢中になって気が付くと夕方。ふと振り返ってみると不思議な舟は見えなくなっていました。
その話を皆に話すと、それは「七福神の宝船、いや中国の海賊船の伝馬だろう」と村中はこの話でもちきりに。その後、不思議な舟が照島に流れ着いてきたので、漁業の守り神として祀りました。
こうして照島神社が建てられたのです。
上記の他にも様々な伝説がある照島は、古くから霊験あらたかな聖地だったと思われます。
神社もいいですが、島の周りを囲む綺麗な海、公園、小さな商店などもあるので満足できる場所です!是非とも訪れてほしいパワースポットなので、機会があれば足を運んでみてくださいね😊
名称:照島神社
住所:鹿児島県いちき串木野市西島平町410
駐車場あり