「水路閣(すいろかく)」は、臨済宗の総本山・南禅寺の境内にあるアーチ型の水路橋。1888年(明治21年)に琵琶湖から京都市内へ水を引くために作られた「琵琶湖疏水(びわこそすい)」の一部です。
南禅寺の境内を通るため、土木工学者の田辺朔郎によって景観を損なわないように設計されたと資料にはありますが…いやいや、お寺の中に唐突に巨大な西洋建築が現れるので、めちゃくちゃ違和感があります。
その特異でミステリアスな景観からか、京都を舞台にしたサスペンスドラマにやたらと登場します。
水路閣を知らなくても、船越英一郎や片平なぎさが犯人を追い詰めるシーンで1度ぐらいは見たことがあるのではないでしょうか。ファンならばきっとサスペンスドラマごっこをやりたくなることでしょう。
数々のサスペンスドラマの聖地であり、フォトジェニックな場所なので、京都でも特に有名な観光スポットとして多くの観光客が訪れます。
紅葉の名所でもあり、秋には大混雑になるのでご注意を。