甲府山の手七福神も残すところあと3つとなりました。今回は、甲府市元紺屋町にある「行蔵院(ぎょうぞういん)」を訪問してきました。
行蔵院は真言宗系の寺院で、1673年(寛文13年)に実仙という修行僧により開山されました。現在14代まで続いています。
甲府空襲により文献なども含め焼失してしまったため詳細は分からなくなってしまったそうです。甲府空襲により焼失した寺院は本当に残念でなりません。
道路に面した入口から入ると早速本堂が奥に見えます。
本堂に向かって右側に今回会いにきた「寿老人」の石像がちょこんと座っていました。
中国の思想家で春秋戦国時代に活躍した哲学者「老子(ろうし)」が天に昇って南極老人(なんきょくろうじん)星という星になったと言われ、これを人格化したのが寿老人と言われています。
この寿老人、健康長寿のお利益があると言われているのに「酒好き」のようです。w 不死の霊薬を入れているひょうたんと不老長寿の桃を持ち、長寿と自然のシンボルである牡鹿を従えています。
ここ行蔵院には総丈10センチほどの不動明王像があるのですが、武田家の軍師として有名な「山本勘助(かんすけ)」が三河国(現在の愛知県東部)から携行していたものとして祀られています。
本堂の階段にも寿老人がいました。こちらは木造ですね。にしても頭が長い。w
とても晴れた日の参拝でしたが、参拝者は私だけでした。もっと、観光客にアピールしてもいいのでは?w
では、今回は健康長寿を賜りに行蔵院を尋ねてきました。今回もご覧いただき、ありがとうございました。