神戸市中央区の湊川神社に、久しぶりに行きました。
近くに別の用があり、通るときには神社にご挨拶の習慣が抜けないための参拝です。
日付を見ずに立ち寄ったんですが楠公祭宵宮に当たる日でした。
祭神である楠木正成公の命日をはさむ形で宵宮、御礼祭という流れです。
昼間の参拝で境内は静かでした。
広い境内、神社らしい落ち着きです。
反戦主義者である幼馴染は、祭神が戦神、つまり武将であることで、立ち寄ることはほとんどないと言いつつ、この清澄な空気は独特だと話してくれたことがありました。
楠公さん、と呼ばれる神社です。
何となく、昔は親たちに連れていってもらう、初詣やお祭りのざわついた雰囲気しか知りませんでした。
ある程度の年齢になり、静かに頭を下げ続けていたい落ち着きある社殿には、時々ご挨拶に行くようになりました。
向かって右、境内には末社として天満神社があり、菅原道真公が祀られています。
頭をなでると賢くなれる、病気や怪我がある場所をなでると治る、と言われる撫で牛(銅牛)は道真公に由来したものです。
こちらでは、牛は聖獣とされています。
全身撫でたい持病だらけの人間ですが、頭を下げ撮影して、うっかり撫でるのを忘れてきました。
また来週、近くに用があるからそのときに。
こちらの末社、楠本稲荷神社は工事中で神霊は本社殿に移していると書かれていました。
それでもお稲荷様が本来いらっしゃる場所に頭を下げる、お仕事ほしいフリーランスでした。
昔からよく行っているのに、知らなかったのがこれ、明治11年パリ万博のときに持ち帰られたという日本最古のオリーブの樹というものです。
何となくオリーブで思い浮かべるのは、牛窓とか小豆島で、身近なところにすごいものがあるんだなとびっくりでした。
大鳥居は、阪神淡路大震災で倒壊したあと、再建されたもので、耐震設計になっています。
また来週参拝する予定です。