型を使わずに吹き竿を通して息を吹き込み形成する、“宙吹き”という伝統技法で作られる「肥前びーどろ」。佐賀市の重要無形文化財です。江戸時代から残る佐賀の伝統芸品ですが、それらを作る工房も、今では1カ所だけになりました。
佐賀市道祖元町にある「副島硝子工業㈱」。
「副島ガラス」の名で、肥前びーどろをつくり、守ってきた工房です。ガラス器をつくるにあたって、前述の“宙吹き”の中でも“ジャッパン吹き”という、特殊な技法を採用しており、その技法によって作られるガラス器たちはより表面が滑らかで光沢があり、美しさに磨きがかかっています。
「副島ガラス」の名で、肥前びーどろをつくり、守ってきた工房です。ガラス器をつくるにあたって、前述の“宙吹き”の中でも“ジャッパン吹き”という、特殊な技法を採用しており、その技法によって作られるガラス器たちはより表面が滑らかで光沢があり、美しさに磨きがかかっています。
その工場の敷地内では年に1度、破格のアウトレット市が開催されます。6月10日~11日に開催されたので、初めて行ってきました!
ちらっと見える値札を見るとわかると思います。この特別セールのすごさ!淡い色合いの模様が入ったが人気の虹シリーズ。なんと通常価格3,630円→1,630円と、2000円引き!
奥の、青い淵と模様が特徴の、これまた人気な縄文シリーズは、通常価格4,290円→1,930円!気持ちが良いほどの値下げっぷり。
アウトレット品としての販売ですが、色合いや気泡の入り方など…1つ1つ手作りゆえの違い。と思うと芸術的で、味があって、それもまた良し。
個人的に1番心惹かれたゾーン。可愛らしいころんとしたフォルムのグラスが400円台から!
貴族が手にしていそうな、渋い色合いの上品なグラス…
ネックレスなどの小物もありました。
工場敷地内の建物一部を販売場所としているため、殺到するお客さんでギュウギュウ。10時オープンで合わせて行きましたが、既にレジ前は長蛇の列!カゴに商品いっぱいにいれたお客さんばかりで、その本気度にも圧倒されつつ…商品をひととおり見て、「それもそのはず」と頷けるほどのラインナップでした。
看板猫のくぅちゃんにも会えました。人慣れしていて、落ち着いた様子で人混みを見つめていました♪
普段はなかなか敷居の高い高級品ですが、こういったセールがあると、手にとって買えるいいキッカケになります!少しずつ、生活の中、日常の中にも取り入れていけたらいいな…と思います。やはり地域の伝統品は、地域住民にとって誇らしくて大切で、守っていかなければいけない存在だなぁと改めて感じる1日でもありました。
ネット専用のアウトレット市も開催されるそうなので、そちらもまたチェックしたいと思います。