新選組の映画やドラマを観ていると、庄内藩出身の志士・清河八郎が浪士たちを集め、尊皇攘夷の演説をするというシーンが序盤で出てきます。
浪士たちは幕府のために働くつもりで集められたのですが、この演説を聞いて動揺し、分裂。このうち、京都に残ったメンバーがのちに新選組を結成することになります。
この清河八郎の演説が行われた場所が、京都市中京区の壬生地区にある「新徳寺」です。
通常は一般非公開のお寺ですが、現在開催中の「第48回 京の夏の旅」で特別公開されています。
「第48回 京の夏の旅」とは
京都では7月から「京の夏の旅」として「新選組結成160年&世界遺産」をテーマとした文化財特別公開を実施中。新徳寺は新選組誕生のきっかけとなった演説の場として本堂を拝観することができます。
今回で第48回目を迎える「京の夏の旅」で新徳寺が公開されるのは初。今回はたいへん珍しい、貴重な機会です。
「第48回 京の夏の旅」は9月30日(土)まで開催されます。