言わずと知れた、嵐山を代表する…というより京都を代表する観光名所。桂川の左岸と中州である中ノ島公園との間に架かる橋で、平安時代の僧・道昌によって架けられたのが最初だとされています。
当時の橋は「法輪寺橋」と呼ばれていましたが、鎌倉時代に亀山上皇が橋の上を移動していく月を眺め、「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことから「渡月橋」と命名されました。
江戸時代、角倉了以(すみのくらりょうい)によって現在の場所に架け替えられました。
現在の橋は1934年(昭和9年)に完成したもので、一見木造のように見えますが、実は鉄骨鉄筋コンクリート桁橋です。
あまりにも有名なスポットですが、橋そのものが観光名所なのは実は珍しいのでは。春と秋には特に多くの観光客で賑わいます。