佐賀で唯一のデパート、「佐賀玉屋」。街の中心にある建物は、移り行く時代の中で変わらずに日常の買い物スポットとして地域を支えてきました。ショッピングモールとはまた違う昔ながらの雰囲気もまた魅力の1つ。
そんな佐賀玉屋のオープンと当時に営業開始した7階のレストラン街が、8月27日で閉店。43年という歴史に幕をおろしました。ホームページで発表されてからわずか1週間ほどの閉店に驚きの声と、思い出を振り返り惜しむ声が止みませんでした。
ファミリーレストランを中心に複数の店舗がありましたが、既に休業状態や閉店していたお店も含め、すべてが営業終了。
中でもファミリーレストランは昔ながらのスタイルを貫いてきたレトロな雰囲気。外にあるサンプルを眺めてメニューを決め、最初にレジで注文し、席まで持ってきてもらうスタイルでした。
見てるだけでわくわく♪この日は閉店の知らせがあってすぐに土曜日。気になってさっそく来てみました。また、お歳暮の解体セールも実施されていてお客さんが多く、20分ほど待ちました。
ランチの予定があったので、抹茶白玉ぜんざいをいただきました。冷え冷えで甘くてシンプルで…疲れた体に沁みました。ごちそうさまでした。
当たり前のようにずっとあったものがなくなると、何だかポッカリと穴が開いたような寂しさを感じます。レストラン街は閉店となりましたが、地下の「キョーワコーヒーハウス」や南館2階の「キッチン29(ふく)」など残っている飲食店もあり、気軽に休憩できる場所があるので少し安心。

長年、地域を見守ってきた佐賀玉屋。時代の流れで変化することも増えてきましたが、地域住民として、顧客側からも寄り添っていきたいものです。

少ししんみりとした記事にはなりましたが、1つの歴史の締めくくり。最後にまた利用できてよかったです。
【佐賀玉屋】
場所:佐賀市中の小路2-5
電話番号:0952-24-1151
営業時間:10:00~18:30