鳥取県には有名な温泉地がいくつかありますが、その代表格が皆生(かいけ)温泉です。皆生温泉は米子市ある日本海に面した温泉で、全国的にも珍しい海から湧く温泉ゆえに塩分を含み冷えにくいのが特徴です。

【皆生温泉あるある】
海水の温泉水とは知らずに洗髪した旅行客の方が、ドライヤーをしたら白髪になってびっくり!まるで浦島太郎みたい

実際はなめるとしょっぱいですが、それほど高い塩分濃度ではないので白髪になることはまずありません。ご安心ください。

そんな皆生の温泉旅館ひしめく端っこに、皆生海浜公園があります。
皆生海浜公園は、日常的な市民の憩いの場で、簡単なスポーツで体を動かしたり、幼い子供連れやペットのお散歩にも人気の場所です。
そしてちょっと疲れたら無料の足湯で、寒い冬でもほっこり癒しタイムが味わえます。
この日は部活終わりの高校生たちがたくさん足湯を楽しんでいました。
海の方に歩いてみると、右手にはずらりと大きな旅館が立ち並ぶ旅館街があり、海を見ると遠くに大山町の海岸沿いの風車群が見えました。
残念ながら大山は右手奥にあるので、旅館の陰になってここからは見えません。

そして、荒波が砂を削るのであちこちに防波堤が作られています。
左手は境港方面です。遠くに島根半島が見えます。
この石畳の道は境港市の境夢みなとターミナルから始まる約16km弱の弓ヶ浜サイクリングコースにあたり、ここ皆生温泉海岸をもう少し進んだ日野川河口がゴールになります。
砂浜を歩いてみました。
夏は海水浴で賑わいます。
夏の名残りを見つけました。桜貝も…
浜ボウフウは食べられます。
冬の海はちょっと寂しいです。でも、繰り返す波の音を聞いているとなぜか心が落ち着きます。
ただし、真冬になればそんな悠長なことは言う余裕はありません。
立っていられない強風と波しぶきが吹き荒れ、津軽海峡冬景色のような演歌の世界になります。
でもやっぱり海はどの季節も魅力的です。

皆生海浜公園
住所:鳥取県米子市皆生温泉4丁目20
駐車場有り