山形県の酒田市にはちょっぴりめずらしい地名があります。

それが、「こあら」という地域。
名前だけを聞くと、あのかわいい動物の「こあら」を連想してしまいますよね。

実際には、残念ながら動物の「こあら」はいないようです…！
場所でいうとこんな感じ。
こあらは1丁目～3丁目まであり、コンビニや飲食店、近くには大きなホテルが立ち並ぶ、閑静な住宅街になっています。

しかし、実際にその場所に行ってみると、「こあら」と書かれた看板や動物のイラストが描かれたものがあります。

やっぱりどことなく、動物の「こあら」を意識しているのでしょうか…？
ここまでいくと、「こあら」という地名の由来が気になりますよね？

実は「こあら」は漢字で書くと、「古荒」とかくようです。

この辺りは、もともとは古荒新田（こあらしんでん）とよばれ、「廃田」という意味の古荒と、開墾したという意味の「新田」という名前がくっついた地名になっています。

ちなみに、酒田市で「こあら」という地名が誕生したのは2001年4月のこと。
わりと最近のことでした！
今回、山形でちょっと珍しい地名について調べてみたら、意外な歴史があることがわかり、大変興味深い経験となりました！