直島や豊島など、瀬戸内アートの島々への玄関口である宇野港。

その宇野港から徒歩1分のところにできたのが、コワーキングスペースとZINEスタジオの機能を兼ね備える「宇野港編集室」。

地域住民はもちろんのこと、瀬戸内を観光で訪れた人たちも気軽に立ち寄れる場所を目指して、2024年1月末にプレオープンしました。

今回はそのプレオープン期間に内覧ができるということで、行ってまいりました宇野港編集室!
大通りから路地を一本入ったところに宇野港編集室はあります。

レトロなスナック店の横の通路を抜ければ、そこには、どこか実家のような懐かしい雰囲気をまとった玄関が。
宇野港編集室は古民家をリノベーションしてつくられた建物で、共有スペース、コワーキングスペース、宿泊スペースに分かれていて、目的に沿って利用することが可能です。

利用方法は登録制となっており、利用頻度や利用目的によって月会費や年会費を支払い、登録期間内は自由に宇野港編集室に出入りができる仕組みとなっています。

とは言え、共有スペースに関しては、絶対に登録が必要なわけではなく、ちょっとした休憩やひととお喋りしたいときなどに無料利用が可能です。
共有スペースには大きな机、ふかふかの座布団、プロジェクターなどのスクリーンもあり、みんなで和やかに過ごせそうな温かい空気が流れていました。
共有スペースとはまた違った快適さを備えているのが、コワーキングスペース。

こちらは登録したひとのみが入れるスペースで、気軽に利用できるフリーアドレス席に加えて、自分一人の世界に没入できるブースタイプの個室もあり、もちろんWi-Fiも完備しています。

いずれにしても、広い机に明るい照明で、作業がはかどりそうです。
この、コワーキングスペース内には、しれっと立派な複合機やリソグラフ印刷機などが設置してあります。

特にリソグラフ印刷機は、昨今ではなかなかお目にかかれないタイプの印刷機。

今流行りの、個人がつくる小さな雑誌「ZINE」を制作するのに大変大きな役割を果たしてくれます。

宇野港編集室では、このリソグラフ印刷機を使って、自分だけのZINEを作ることも可能です。

ZINEの作成に関する講習会も随時開催してゆく予定だそうなので、気になる方は宇野港編集室のサイトやInstagramをチェックしてみてくださいね。
さらに2階には、4日以上の滞在をしたいひと向けの宿泊スペースがあって、長期滞在で仕事をしたい方やZINE作成をしたい方向けのプランも、4月から提供が始まるそうです。

こちらもこざっぱりとしていて、清々しいお部屋なので、誰にも邪魔されずに過ごしたい方、集中的に何かを完成させたい方にはオススメです。
代表の橋本さんとメンバーの加藤さんをパシャリ。

橋本さん曰く、ゆくゆくはこの場所が、訪れる人にとっての共有地になること、また、そこから様々なコミュニティが生まれてゆくことを目指して、居心地の良い、立ち寄りやすい場所にしてゆきたいとのことでした。

この場所を訪れたひと一人一人が、これからの宇野港編集室をつくってゆくのだと。
実はわたし、訪問初日でしたが、えらく気に入ってしまい、さっそく登録を済ませました。

即決するだけの価値があるし、きっとその価値は宇野港編集室を利用するわたし自身が作ってゆけるものなのだと思います。

たくさんの可能性に満ちた宇野港編集室。

どうぞお気軽にお立ち寄りください。