郡山市西田町にある「鹿島大神宮のペグマタイト岩脈」に行ってきました。
鹿島大神宮は、ペグマタイトと呼ばれる花崗岩を御神体として祀っています。
裏手に大きく露出している岩肌と、白く美しい姿に神々しさを感じます。
鹿島大神宮のペグマタイトは約14,000tの量があると推定されています。
境内を見渡してみると、あちらこちらに同じような岩が突出しており、大きな岩脈が敷地内に残っていることを認識することができます。
日本に存在する多くのペグマタイト岩脈は、古くから工業用原料などに利用するために採掘されてきました。
そんな中、鹿島大神宮のペグマタイト岩脈は、御神体として祀られていたことから採掘を免れることができたとのこと。
ここまでペグマタイトが残っている所も大変珍しいことから、学術的にも大変貴重なものとされており、「鹿島大神宮のペグマタイト岩脈」として国指定天然記念物になっています。
御神体のある場所から、さらに裏手に回ってみると、ツタに絡まれたペグマタイトを発見。
木々の間から差す光によって照らされたペグマタイトの表面は微かに輝いており、社殿横のペグマタイトとはまた違った美しさをしています。
ペグマタイトについて調べてから訪れると、また違った視点で見ることができるためオススメです。