高さ中国地方一の名峰大山は別名伯耆富士と呼ばれ、四季を通じ鳥取県西部、島根県東部の広い地域からその雄姿が見られます。

鳥取県側から島根県に向かうドライブコースは大きく2通りありますが、景色を楽しむなら江島大橋(通称 ベタ踏み坂)を通り、江島、大根島を経由して松江、宍道湖北岸から出雲市に至るコースがおすすめです。
ずっと水辺を眺めながら走るドライブコースなのでとても癒される絶景が続きます。

江島大橋を渡ったら左方向へ中海を右に見ながら進みます。
途中の大根島にある「ベタ踏み坂撮影ポイント」では、こんなベタ踏み坂の風景が見られます。
スマホで撮影したベタ踏み坂の遠景です。まるで飛び込み台のようでした。^^
大根島にある「寿物産」横の「ベタ踏み坂撮影ポイント」は、地元民にも意外と知られていません。灯台下暗しなのかもしれません。
雲間から遠くに大山が見えます。
そして、もし条件が良いと冬の澄んだ空気の中、あらゆる場所から雪をかぶった大山の絶景が見られます。

山陰の冬は快晴になること自体が大変貴重なのですが、この日は運よくその日に当たり、翌日の新聞はいろいろな場所から冬の大山の絶景が見られたと、こぞってニュースになったほどでした。

初めて出会った冬の大山の絶景ポイントは、松江市に入ってすぐの中海(なかうみ)沿岸でした。
明るい中海の青と青空に挟まれ、雪をかぶった大山が裾野まではっきりと見えて本当に息を呑む美しさでした。
通りかかった人がわざわざ何人か車を止めてシャッターを押していました。
地元民でさえも年に何度も見られない美しい冬の大山です。
左奥に見えるのが大根島です。
左側の道を奥から手前へと走ってきて松江市に入ったところです。
松江市に入ってすぐの大山絶景ポイントを過ぎると、道が島根半島の山へと進みますのでしばし水辺の道はお休みです。

が、松江市街地に入り松江城を過ぎて宍道湖の北側から出雲へと向かう国道431に入ると、今度は左側に宍道湖がずっと見えるルートになります。松江市の

写真はホテル一畑前から見た宍道湖畔。この辺りは夕日の絶景ポイントとして有名です。
はるか遠くにビルより煙突より小さく雪の大山山頂が見えています。
大山は、見えたり消えたりしながらさらに西の出雲市に入っても見える場所があるので、美しいだけでなく方角を確認するのにも便利です。
鳥取県方面から松江市、出雲市に向かうルートは、おおざっぱに言うと宍道湖の南ルートを通るか、北ルートを通るかです。
南は国道9号線で主に街中を走るので便利ですが車両も多いです。
のんびり景色を楽しみながらドライブするなら、ベタ踏み坂から大根島、宍道湖北側を走る方がおすすめです。(松江から出雲は国道431号を使用)

*今回紹介した中海越しに見る大山の絶景ポイント
(「大海崎メモリアルパーク横ドッグラン」を過ぎた中海沿い)
住所:島根県松江市大海崎町