鳥取県湯梨浜町にある野花梅渓(のきょうばいけい)は、東郷池のふもとにある山の斜面に、約2000本の梅花と梅花越しに見える東郷池との景色がとても美しい鳥取県屈指の梅の名所の1つです。
野花とかいて「のきょう」とは、地元原産の品種 野花豊後(のきょうぶんご)という梅の木の名前からきています。
これから満開になる野花梅渓を一足早く訪ねてみました。
野花梅渓はあくまでも個人の農家さん所有の梅園を期間限定で散策できるというものです。
2024年は、3月2日(土)~3月20日(水・祝)の期間限定で市観光協会公認の「野花梅渓散策プラン」に従って散策します。
野花梅渓には専用の駐車場はないため、徒歩5分ほどの燕趙園(えんちょうえん)の駐車場に止め、燕趙園の道の駅でコースの申し込みをします。
ちなみに野花梅渓を散策するだけのプラン約60分400円は、梅の花を見て梅の加工品もいただけるプランです。
しばらく行くと松尾神社があります。
松尾神社の境内に入って左に行くと、野花梅渓の山へと登り梅園全体を見られるコース、右に行くと山の中腹まで行き少しの梅の花と東郷池を見る30分くらいの短いコースです。
左のコースを行くとうっそうとした竹林の急カーブの登り道です。
5分くらいでぱぁっと視界が開けて梅園が広がり眼下には東郷池が見えました。
まだ満開には遠い梅の木がほとんどでしたが、満開になればさぞかし見事だろうと想像できます。広いので少々人が集まっても苦にならない感じがいいですね。
松尾神社まで戻り、右に行く短いコースにも行ってみました。
住宅地を通り抜ける細い道を進みます。この辺りは長い歴史のありそうな大きな家が多かったです。
登って行くと、東郷池とその向こうに燕趙園も見えました。
こちらのコースはあまり梅の木がありません。
やはり、神社を左に行くコースが絶対おすすめです。
まだ少ししか開花していないにもかかわらず、野花梅渓にはとても良い梅の花の香りがだだよっていました。
あと1週間くらいで見ごろを迎えれば、散策期間3月20日までたくさんの人でにぎわいそうです。
野花梅渓
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町※湯梨浜町野花地区の個人所有の梅園を期間限定で散策するプランのため個別の散策は不可電話:0858-35-4052(湯梨浜町観光協会)