「本宮の泉」は名峰大山の麓にある環境庁に指定された名水百選の1つです。

大山の麓は名水の宝庫であちこちに名水が湧き出ており、コカ・コーラボトラーズジャパンやサントリーなどの大手飲料水メーカーの工場もあります。
また、一般人も日常的に生活水として無料で好きなだけ利用することができる美味しい水に恵まれています。

特に米子市は水道水も美味しいと世界的に認められ、水道水を1本500ml100円で販売もしているほどなんです。

そんな米子市淀江町にある「本宮の泉」に行ってきました。
大山に登る道の途中、わきに入り山道を降るように本宮の集落に向かうと駐車場があります。そこから徒歩1分ほどで本宮の泉の入り口です。

澄んだ空気と昭和レトロな家屋が目につく町並みにホッと癒されます。
泉というよりものすごい透明感のある水でできた池のような広さです。
画面上部中央にある水汲み場では水を汲みに来ている人がいます。調理、飲料用によく汲みに来るそうです。
この後も次々と水を汲みをする人が訪れていました。
無数のニジマスの稚魚が泳いでいました。
ここ本宮の泉は、1日15,000トンもの湧水があるそうですが、一体どこから水が湧いているのかな?と思って一番奥まで行ってみたら、竹林の奥から透明な水がすさまじい勢いで流れ出ていました。
ここが水汲み場です。
泉の中にある東屋には天然養殖されているニジマス用の餌箱がありました。
1袋50円。煙突部分から料金を入れるようです。
餌をまくとたくさんのニジマスの稚魚が寄ってきました。
が、動きが速すぎるせいか写真ではわかりにくいのが残念。
本宮の泉のすぐ横に、名前の由来となった本宮神社がありました。
本宮の泉は、山間の集落の中にひっそりとたたずむ泉ですが、湧水が湧き出る音はかなりの力強さがあり、透明の水の中でたくさんのニジマスの稚魚が泳ぐ生命感も感じます。
また、準絶滅危惧種のクリハランの自生地でもあり豊かな自然が残されているのがわかりました。

本宮の泉(水源地)
住所:鳥取県米子市淀江町本宮
電話:0859-37-2311(米子市観光協会)
駐車場:有り
24時間見学可能

※本宮の泉は約100m離れた「淀江どんぐり村」内でも汲めます。