皆さんは湧水巡りをしたことをありますか?湧水とは地中から自然に湧き出た水のことで、山や森林に降った雨、雪などがその源になっています。

山形県内にもたくさんの湧水地があり、その地域に住む人々によって育まれたものは「里の名水・やまがた百選」として選定されることも。

今回は山形にある湧水の中から2か所をご紹介します。(どちらも庄内地方)まず一つめは、里の名水・やまがた百選に選ばれている「鷹清水(たかしみず)」です。
国道345号を北へ進み、「生石(おいし)地区」にある、鷹清水橋を越えた先の側道にあります。
ここは、鷹尾山から生石地区に流れてくる矢流川(やだれがわ)のほとりにある水場で、そこに当時鷹の巣があったことから、「鷹清水(たかしみず)」と呼ばれるようになりました。

近くには、家畜の守護仏とされる「馬頭観音」が祀られたお堂があり、馬を使って移動していた時代には、この水場が休憩地として欠かせない場所だったそうですよ。
隣には市の保存杉にも選ばれている大きなケヤキの木があり、この水場を守るようにして広がる枝葉や神秘的な雰囲気も感じます。夏の暑い日の散歩にいかがでしょうか?

次にご紹介するのは、高泉神社の湧水です。
高泉神社の赤い鳥居が見えてきたら、手前に湧水をくむ場所があります。
こちらの湧水には特に名前はありませんが、地元に住む方々の生活用水にも使われているそうです。
また、隣には境川(さかいがわ)が流れており、川のせせらぎも最高!

今回ご紹介した2つの湧水は、どちらもかなりディープなスポットかもしれませんが、自然の恵みにふれることができ、流れる水の音を聞いていると不思議と気分も落ち着きます。ニッチではありますが、湧水巡りおすすめです!

◆鷹清水について
https://www.pref.yamagata.jp/documents/2218/55p59.pdf