JRまたは地下鉄南北線の「北仙台」駅から徒歩10分ほどの丘陵地に「北山五山」(きたやまござん)と呼ばれている場所があります。仙台市青葉区の北山周辺にある「資福寺・覚範寺・東昌寺・光明寺・満勝寺」といういずれも伊達政宗公と所縁のある臨済宗の寺院の総称で、青葉城の鬼門を護り、仙台藩の北の守りとなっていました。その丘陵地の中心にあるのが「青葉神社」で、御祭神は台藩祖伊達政宗公こと武振彦命(たけふるひこのみこと)。そう、この神社では政宗公自身が神格化して祀られています。
青葉神社は龍神様の通り道ともいわれており、スピリチュアルスポットとしても人気の神社です。今年は「青葉神社」の創健150年のにあたり、その記念イベントとして、桜の季節に「神社でお花見プチマルシェ」を開催しています。
開催日は週末土曜・日曜の10時~16時。4月下旬にサクラの見頃が終わるまでの開催となります。木々に囲まれた境内にベンチやテーブルが置かれているので、週替わりの出店から飲み物を購入してゆっくりと寛げますよ。
見上げるような大きなシダレザクラも開花までもう一歩、といったところでしょうか。
撮影していたら、どこからかオカリナの音が。「ん?これは〇ののけ姫のメロディー?」動画を撮るのも忘れて聞き入ってしまいました。青空、葉擦れの音、春の日差しの中に響くオカリナ。素晴らしいです!
出展者の情報は前日にSNSで告知するそうですが。特にタイムテーブルがあるわけではないので、毎週「何が起きるかわからない」のがこのマルシェの魅力でもあります。
取材中に起きたもうひとつのハプニング。神職の方とお話をしていたら突然突風が吹き抜けました。そう、まるで〇トロのネコバスが通り過ぎたような突風です。その場に居た10人ほどの人たちは、慌てるどころか「わあー凄かったわ
ねぇ」「龍神様が通ったのよきっと」と大盛り上がり。
そのとき教えて頂いたのが「龍が休んでいく松の木」です。まるで杉のように真っ直ぐな巨木を指さして「この木が人気でしてね。熱量の多いファンの方の中には幹をハグして行く方もいらっしゃいますよ」青葉神社の境内に行けばすぐに分かります。もし青葉神社に足を運ぶことがあったら探してみてください。