ここ最近「良縁を引き寄せるパワースポット」として人気の「松島」。地元民の間で噂になっている「橋を渡る順番」とその理由をご案内しましょう。
まずは順番から。①雄島(おじま)へ渡る「渡月橋」→②有料の「福浦橋」→五大堂へ渡る「透かし橋」の順に橋を渡り、最後に「円通院(えんつういん)」を訪れるのがベストで、その順番は決して間違えてはいけないのだとか。
では順に周ってみましょう。最初に渡る「渡月橋」は松島海岸駅から向かって右手の方にあります。瑞巌寺などがある方向とは反対側なので気を付けてくださいね。
この「渡月橋」は別名「縁切り橋」とも呼ばれています。
その昔、霊場・雄島へ修行のために訪れた僧侶たちが橋を渡る際に、俗世との縁を絶ち切った橋なので、そんな別名がつきました。良縁を呼び込むために、まずは渡月橋を渡ってこれまでの悪縁を断ち切ってください。
次に向かうのは「福浦橋」です。雄島から徒歩で30分ほどの場所です。もし歩くのが大変だったら、松島離宮にレンタサイクルがありますよ。
「福浦橋」は福浦島に架かる全長252m、松島三大橋の中で一番長い橋です。そして、この橋の別名は「出会い橋」。
悪縁を断ち切った後ですから、長い橋を渡りながら、どんな人と出会いがあるのか想像してみるのも楽しいかもしれません。
橋を渡り切った先にある福浦島には、縁結びの神様として知られている弁財天が祀られています。こちらもしっかりお参りしておきましょう。
さて3番目が松島のシンボルともいえる「五大堂」にかかる「透かし橋」です。こちらの橋の別名は「良縁を結ぶ橋」。
透かし橋と呼ばれる所以は、その名の通り橋桁の間が広く空いており、下の波が透かして見えるからです。昔は松の丸太だけの橋だったそうで、とても不便であったために、板を渡したのだと言われています。
さて、三つの橋を渡り終えたら「円通院」の「縁結び観音」様に良縁祈願のお参りをしましょう。
山門をくぐってすぐ左側に「縁結び観音」様がいらっしゃいます。
ここで小さな(7㎝ほどの)「縁結びこけし」を購入して願い事を書き、納めることもできるんです。ひとつひとつ手作りされた小さなこけしは好きな顔を選ぶことが出来、裾まわりに日付、キモノ部分に願い事と名前を書いて後ろの棚に自分で納めます。この「縁結び観音」様は恋愛だけではなく、受験や就職など、人が暮らして行くうえでの様々なご縁をとりもつ観音様です。
円通院では自分だけの「オリジナル数珠」を作る体験も行っています。興味のある方は「マイ数珠」を作ってみて下さいね。