毎年この季節になると、全国から佐賀に焼き物ファンがやってくる“有田陶器市”が開催されます。今年はなんと、120回目。時期はGW期間の真っただ中、4月29日から5月5日まで、町をあげて盛り上がりを見せます。
JR有田駅から上有田駅あたりまで、約4キロに渡ってほぼ歩行者天国となり、450店舗以上が並ぶ通りをたくさんの人が行き交い、ゆっくりと吟味します。
有田エリアだけではなく、翔芳窯など波佐見焼も並びます。波佐見焼はどちらかというとスタイリッシュで、洋食にも馴染みそうなイメージ。色を豊富で、ぱきっとしたものより、淡いものが揃います。
唐津焼、肥前焼、荻焼も。シックな色合いと、よく見ると1つ1つ違う模様があったり。「現品限り」というワードも目を惹きます。
棚に並んでいるものはもちろん、無造作にカゴにいれてある“掘り出し物”にも注目です。100円、200円のものもあちこちに。思わずまとめ買いしたくなります。
お皿だけではなく、こういった置物も…なかなかの迫力です。
最後に、テント内で販売されていた有田名物の「ごどうふ」を。本来、豆腐を作る際は“にがり”をいれますが、そのかわりに葛やでんぷんを使用したのが、ごとうふ。ぷるぷるとわらび餅のような柔らかさで、舌にのせるとねっとりとした食感の中に、シンプルな豆の甘さを感じます。甘い胡麻醤油をかけるのがベスト。夏に食べたくなる涼感のある1品。ご当地ものも味わい、満足!それこそ、陶器市で買った器にプルンとのせたいものです。
今回、有田で購入したのは下の角皿とレンゲ。小さな仕切りがあるので、おかずと一緒にソースや薬味も置けます。そして、ずっと探していたレンゲ!おうちラーメンやうどん、天津飯などにも使えるので重宝しそうです。残りはまた別の陶器市で。引き続き紹介します♪
【第120回 有田陶器市】
令和6年4月29日~5月5日まで。