住雲寺は樹齢50年の巨木に咲く藤の花が観られる藤寺として有名です。
住雲寺の正式名は「仏通山住雲寺」で、後醍醐天皇が隠岐の島に流されたのと同じ南北朝時代の創建と言われています。
その後醍醐天皇が隠岐の島に流された時には、この辺りを通られたと伝えられているので、言わばここは後醍醐天皇のゆかりの土地でもあります。

住雲寺の藤は樹齢50年の巨木が4本あり、毎年ゴールデンウィーク頃に、見事な藤棚から長く垂れさがった藤の花の房を楽しむために多くの人が訪れます。
「六尺フジ」と呼ばれる品種だそうで、1.8mほどに垂れさがる藤野房が人気です。

駐車場から見上げるとすでに藤の花が迎えてくれていました。
歴史を感じさせる巨木です。中に入ると薄暗くなります。
「六尺フジ」で有名な住雲寺ですが、気候のためか老木のためかはわかりませんが、近年ちょっと藤の花の房が六尺より短くなってきました。
それでも十分美しいので、毎年多くの方が訪れてゆったりとした時間を過ごしています。

住所:鳥取県西伯郡大山町古御堂513
電話:0859-54-3327
定休日なしで拝観はいつでも自由
拝観料:こころざし
駐車場:無料100台分