石清水八幡宮は京都府八幡市(やわたし)にある神社で、応神天皇、神功皇后、比咩大神を祭神としてまつります。
平安時代前期に大分県宇佐市の宇佐神宮から勧請されて創建された伝統ある神社で、宇佐神宮、福岡市の筥崎宮(はこざきぐう)または神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮とともに「日本三大八幡宮」のひとつとされています。
石清水八幡宮は、八幡神を氏神とする源氏の崇拝を受け、武神として信仰されました。
源義家が「八幡太郎義家」と呼ばれるのは、石清水八幡宮で元服したことに由来します。
源氏ゆかりの鶴岡八幡宮や壺井八幡宮は、石清水八幡宮から勧請した神社です。
平安時代末期には白河天皇によって伊勢神宮とともに二所の宗廟として崇敬されるようになりました。
また、平安京の北東の鬼門を護る延暦寺に対し、南西の裏鬼門を護る神社として神社として位置づけられました。
本殿を含む建造物10棟が国宝に指定されています。
毎年9月14日の夕方から9月15日深夜にかけて行われる「石清水祭」は賀茂祭(葵祭)・春日祭とともに「日本三大勅祭」とされています。