鳥取県境港市は3方を海に囲まれている漁業の街です。大山を望む美保湾に国際旅客船の就航する港もありますが、その他にも小さな漁港 中野港があり初夏から夏までイベントを開催しています。

中野漁港は市場に卸す魚以外に、地引網で獲れた魚を直売するイベントを5月から9月に月1回ずつ行っています。
獲れたての魚や地元の食材販売、そして地元の境港総合技術高校水産科とのコラボが楽しめるイベントです。

メインの販売魚介類は以下のようになっています。
5月は境港サーモン
6月はマグロ
7月は岩ガキまつり
9月は秋の沿岸の魚とズワイガニ

実は、数年前に一度初めて参加したのですが、予想に反して1時間も並んだのに食べたい魚介類が全然なかった経験があります。
というのは、当日中野漁港で地引網にかかった魚を販売するので、市場に卸した後のレアな魚だけになってしまう状況もあるようでした。

さて、今回はどうでしょう…
地元企業のブースに交じって、境港総合技術高校のキッチンカーもありました。
境港総合技術高校水産科は、「LOCAL FISH CANグランプリ2022」でマグロの胃袋を使用した缶詰を作って最優秀賞をとりました。
その缶詰は商品化され地元のスーパーでも販売されています。
前回暑い中を並んだので、今回は並ばずに開始直後に参加できるように行ったのですが、間違えて同じ1時間前に到着してまた並ぶ羽目に…^^;

食品ブースはもう開店していたのですが、鮮魚販売は1時間後からでした。それにしても既に200人以上は並んでいました。すごいね。
今回のお目当ては境港サーモンですね。ほとんどの人が境港サーモン1匹丸ごとを数匹購入していました。

境港サーモンは、東日本大震災で稼働が難しくなった宮城県女川(おながわ)町のギンザケ養殖を境港に移転させたご縁で始まりました。

暑い暑いとグダグダ言いながら並んでいると、地元境港総合技術高校水産科の女子高生が境港サーモンの味見&アンケートに来ました。
境港サーモンのお刺身は、甘みがあって脂の乗りも抜群でかなりの美味でした。おかわりしたかったなぁ。
男子高校生も頑張っていました。境港サーモンを買うと粗品もいただけるようですね。
大多数のお客さんに反して、今日は新鮮なアジがあればいいなぁと思っていたら…
入場直後に発見しました。
大小あるけど12匹入って500円は安い、かなり安いです^^
これで暑い中並んだ苦労も報われたーと思いたいです。
カワハギに鱧?ハモ?あの高級魚の鱧が500円?
でもハモって骨キリが大変で素人には難しい魚じゃなかったかな。
あきらめよう。
新鮮なバイ貝も買いました。今晩のメニューは中野港づくしになりそう。
アジのお刺身に焼きアジ、バイ貝の炊き込みご飯に肝の御吸物。久しぶりのバイ貝が美味しかったです。
田舎でも鮮魚が高くなってきたので中野漁港に感謝です。

境港サーモンは冬にとっておきましょう。
※以下の動画は2023年のものです。
中野漁港
住所:境港市中野町3305鳥取県漁協境港支所1階特設会場
電話
0859-47-1055(境港市役所水産課)
0859-44-0225(さかいみなと中野港漁村市実行委員会事務局)