国宝松江城は美しい天守以外にも見どころがたくさんあります。
お城の麓にある「なんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)の木」もその一つで、花の時期には季節のニュースに取り上げられ、毎年多くの地元民が楽しみに訪れる人気のスポットです。

なんじゃもんじゃの木とは、まるでふざけたようなネーミングですが一度聞いたら忘れられない名前ではないでしょうか。
もしかしたら昔の人達も「変わった花の形をしているなぁ」と思ったのがこの一風変わった呼び名の由来かもしれません。

なんじゃもんじゃは正式には「ヒトツバタゴ」といい木犀(もくせい)科に属しています。

実は訪れたのは大嵐の翌日でした。そうです、というわけでご想像通りもう花がほぼ散ったまさにその直後でした。
期待していた真っ白の光景は、全面新緑に変わっていました。
それでもあきらめきれずそばによって見ると、見上げた先ではなく見下ろした地面にたくさんの花がありました。
それでも、ほんの一枝が花のなごりをとどめていてくれました。なんじゃもんじゃの木の花はプロペラのような形をしていてとても散りやすいのだそうです。
もう、なんじゃもんじゃの木に目を止める人はほとんどいませんでしたが、私たち以外にもたまに残念そうに見ている人もいました。
いつかは圧巻の白い花盛りを見てみたいものです。
松江城 なんじゃもんじゃの木
住所:島根県松江市殿町1-5
電話:0852-21-4030
天守見学:8:30~18:30
※見ごろは5月上旬~中旬頃