さて、今度は手つかずの自然の中に生息しているゲンジボタルをご紹介しましょう。
場所は登米市東和町。近隣に公共交通機関がないので、車が無いと行くのは難しいかもしれません。
北上川中流の支流鱒渕川(ますぶちがわ)の上流から約4kmに渡って「ゲンジボタルの生息地」として指定文化財になっています。特に中間の軽米(かるべ)地区から約1.5kmほどの間には多数のゲンジボタルが生息しています。
ここ東和町に生息する「ゲンジボタル」は幼虫の頃は水中でカワニナ等を食べていますが、4月中旬から下旬にかけて湿度の高い夜に川から上陸し、土中に潜って楕円形のまゆを作ります。その後、まゆの中で幼虫は次第にサナギになり、5月下旬から6月上旬にかけて成虫となります。
ホタルが光るのは、子孫を残す求愛のシグナルのため。成虫になって僅か1~2週間ほどの間に相手を探し、役目を終えるとその儚い命を終えます。
台原森林公園とは異なり、鱒淵川周辺はほとんど整備されていません。こちらのホタル観賞には事前準備とマナーの厳守が必須になります。
<鱒淵川でホタル観賞の事前準備>
・ホタル以外の虫も多い夏場の湿地帯に行くので、できるだけ長袖・長ズボンなど肌の露出を避けるようにしてください。足元もぬかるんでいるのでサンダル等は避け、スニーカーや長靴をお勧めします。薬局にスプレータイプの虫よけがありますが、できれば使わないでください。ホタルも虫なので。
<鱒淵川でホタル観賞の事前準備>
・ホタル以外の虫も多い夏場の湿地帯に行くので、できるだけ長袖・長ズボンなど肌の露出を避けるようにしてください。足元もぬかるんでいるのでサンダル等は避け、スニーカーや長靴をお勧めします。薬局にスプレータイプの虫よけがありますが、できれば使わないでください。ホタルも虫なので。
<現場でのマナー>
ホタルを捕まえるのは厳禁です。大切に見守りましょう。強い光を出さない
カメラのフラッシュはもちろんのこと、懐中電灯やスマホの光にもホタルは反応します。できるだけ点けないようにして観賞しましょう。どうしても足元が真っ暗で不安だという時には、100均等の小さなライトにカラーセロファンを巻くなどして、極力最低限の光に抑えられるよう工夫してください。
カメラのフラッシュはもちろんのこと、懐中電灯やスマホの光にもホタルは反応します。できるだけ点けないようにして観賞しましょう。どうしても足元が真っ暗で不安だという時には、100均等の小さなライトにカラーセロファンを巻くなどして、極力最低限の光に抑えられるよう工夫してください。
ホタルの撮影はスマホではなくカメラと三脚と待機時間、それとある程度の技術が必要です。スマホなどで安易に撮影を試みるのはやめて、その幽玄な世界を瞼に焼き付けてください。
近隣にはコンビニもありません。飲み物や軽食などは準備して行き、ゴミは必ず持ち帰ってくださいね。