かなり久しぶりに下鴨の糺の森へ行きました。
以前は、通勤途中にこの糺の森を通り抜けていたので、とても懐かしい気持ちになりました。
冬には雪が積もったり、秋には一斉に葉が散る日に居合わせたりと、季節の移り変わりを感じながら毎朝幸せな気持ちで歩いていたのを思い出します。
太古の原生林を残す糺の森は、下鴨神社とともに世界遺産に登録されています。

糺という名前の語源には、昔ここで神判が行われたため「偽りをただす」という意味だとか、賀茂川と高野川が合流するから「只洲」だとか、室町時代の
『諸社根元記』にある「直澄」から来ているとか、さまざまな説があるそうです。

昔は処刑場だった、なんて話もあるようですが、まあ京都は三条大橋とか蹴上とか、あちこちにそんな歴史がありますね。
この糺の森に、数年前でしょうか、いくつかのお社が建ちました。
それぞれ見どころがあり、長くなるのでまた別の記事で紹介したいと思います。

糺の森はさまざまなイベントが行われる場所でもあります。
一番のイベントは、お盆の時期に行われる「下鴨納涼古本まつり」。
森の木々が木陰を作ってくれるおかげで、真夏の昼間でも楽しめる行事です。
今年も楽しみにしたいと思います。

糺の森の情報
京都府京都市左京区下鴨泉川町59-2-15