江戸時代後期に創業した山中油店は、油の専門店として200年近い歴史を持つ老舗。当時の面影を残すお店は、国の登録有形文化財と京都市の重要景観建造物に指定されています。
現在、山中油店がある場所は平安時代の内裏(天皇の住まい)の一角にあたり、「一本御書所」(書籍を保管した役所)があったとされ、石碑が建てられています。
また、『平治物語』では、平治の乱の際に藤原信頼らが後白河上皇を一本御書所に押し込めたとされています。
山中油店で取り扱う油は、食卓に使う和の油やオリーブオイルのほか、お手入れ用、建築用と実に様々。味や品質にこだわった商品が用意されています。
毎月第3土曜日には、店前の駐車場を中心にマルシェが開かれます。
マルシェには、コーヒーやパン、オーガニック野菜などのお店が出店し、「マツコの知らない世界」でも紹介され話題となった「いととめのぼたもち」も購入できますよ。