勝林院の塔頭のひとつ、『宝泉院』。
勝林院の住職の僧坊として建てられたのだとか。
「そうだ京都、行こう。」のCMで、額縁庭園が有名になりました。
いつも人が多いイメージでちょっと敬遠していたのですが、この日は意外と空いていました。
二連式の水琴窟も有名です。
筒の高さが違い、耳を当てるとそれぞれ、異なる音が聴こえます。
どちらも透き通った美しい音で、癒されました。
宝泉院は、拝観券にあらかじめお抹茶と和菓子が付いています。
額縁庭園を眺めながらお抹茶をいただく、優雅な時間です。
樹齢700年の五葉松は、すごい迫力です。
宝泉院は、入り口を左に入ったところにあるお庭『宝楽園』も見どころです。
地球の原初の海をイメージして造られたそうで、珍しく上から見下ろすタイプのお庭です。作庭は平成17年ということで、最近なのですね。
そのほかにも戦乱のあった伏見城の床板を天井にした血天井など、見どころが多いので、時間に余裕を持ってじっくり拝観すると楽しめるかと思います。
宝泉院の情報
都市左京区大原勝林院町187
拝観時間:9:00~17:00