岡山県倉敷市阿知2丁目、倉敷駅の南口から徒歩約10分。
倉敷の美観地区をひと通り散策したら、こちらも行ってみたい場所。
商店街をぬけたすぐの所にある観龍寺に行くと、美観地区を上から眺めることができます。

長い階段も修行と思えばへっちゃらですよ(笑)。

実はこちらのお寺は、平安時代の寛和元年(985年)、現在の倉敷市北部・西岡の地で開かれ、室町時代中に、倉敷村(現 美観地区周辺)へ移転した、なんと1000年以上の歴史をもつ、倉敷でも有数の古いお寺なんだそう。
駅から眼下に広がる街並みももちろん見どころですが、3月末から4月初旬にかけては桜まつりが開催される、人気の花見スポットでもあるそうです。

商店街と美観地区の賑やかさとはまた異なる、静かな雰囲気はほっと一息、心に気持ちいい風を通してくれるようですよ。
観龍寺の山号は「宝寿山(ほうじゅさん)」、宗派は真言宗御室派(しんごんしゅう おむろは)。大日如来(だいにちにょらい)を本尊として祀っています。

プチ情報。
左の小門の鴨居にある傷跡は、江戸時代末期に襲撃部隊が倉敷代官所を襲撃する「倉敷浅尾騒動(くらしき あさお そうどう)」の際に、隊員が槍で山門に傷をつけた跡だそうです。行かれたらぜひチェックしてみてください。

広い境内で、しばし足を止め、旅の疲れをいやしてみてはいかがでしょう。