滋賀で大きな神社といえば、一番訪れやすいのがこちらの天孫神社でしょう。
大津駅から直ぐ、大津地方裁判所や滋賀県庁がすぐ近くにあります。
6月30日と7月1日に茅の輪くぐりが出来ると聞き、行ってきました。
まずは表門鳥居。
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正面から全体を撮れなかったので、斜め前にある神社の駐車場から撮りました。夏越しの大祓の最中ですが、普段と変わらない佇まいです。
入ってすぐにあった手水舎。
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強そうな龍だったので撮ってみました。
入って正面に舞殿、トップ画にした写真です。
その向こうに見えている茅の輪の近くまで行きました。
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拝殿の入り口に設置されています。
この奥が本殿ですが、行けないようだったのでこちらでお詣りさせて頂きました。
入り口に茅の輪くぐりのやり方が書いてありました。
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正面から入り、左回り・右回り・左回り、そして参拝をします。
あまり細かいことは書かれていませんでしたが、左回りの際には左足から、右回りの際は右足から茅の輪をくぐるのが正式だそうです。
そして拝殿。
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正面の扉が開いていることを期待したのですが、この時はまだ閉まったままでした。
参拝を済ませ末社にも行ったのですが、その際にどうしても撮れなかった社がいくつかありましたので、末社の写真は今回は無しにさせて頂きます。
シャッターが切れないって初めての体験、無理はしないことにしました。
でもどんな神様が居られるのか、ご紹介だけさせてください。
天満宮・日若宮社・十社合祀社(猿田彦神社・住吉神社・日吉神社・稲荷神社・金山彦神社・蛭子神社・八百萬神社・八幡神社・大神宮社・春日神社)・福富稲荷神社・輻輳神社と、数多くの神様が祀られています。毎年10月に湖国三大祭 (日吉山王祭・長浜曳山祭・大津祭)の1つ、大津祭(重要無形民俗文化財)が開催され13基もの曳山が巡行します。
その頃にまた来たいと思いました。
ところでこちらは滋賀県の四大神社のひとつで、四ノ宮神社とも呼ばれています。
前回ご紹介した徳林庵の四ノ宮は天皇のお子様である「宮様」の宮でしたが、こちらは「神宮」の宮です。
他の神社は一宮が建部大社、二宮が日吉大社、三宮が多賀大社です。
どこも有名な神社ですね。
帰りは裏門鳥居から出ました。
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【おまけ】
神社の中に信楽焼らしいのですが、たぬきがたくさんいました。
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たぬきの理由を調べてみたら、約400年前、とある男が天孫神社境内で木製の狸の面を付けて踊ったことが由来だそうです。
この男は塩売(内陸では塩が手に入りにくかったため、塩の取引商人が往来していた)だと思われます。
大津祭でもたぬきを乗せた西行桜狸山という曳山があり、巡行の先頭を行くことから、塩を大切にしていたことが伺えますね。
この男は塩売(内陸では塩が手に入りにくかったため、塩の取引商人が往来していた)だと思われます。
大津祭でもたぬきを乗せた西行桜狸山という曳山があり、巡行の先頭を行くことから、塩を大切にしていたことが伺えますね。
もう1つ、裏門鳥居のすぐ近くにあった石碑。
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松尾芭蕉の句です。
天孫神社
住所:滋賀県大津市京町3丁目3−36
営業時間:授与所は9:00~19:00
拝観料:無料
その他:表門鳥居前に有料駐車場
大津に訪れた際に、美しい景色を気に入ったと言われています。
膳所駅近くの義仲寺には芭蕉の墓があるそうです。
良ければこちらもご覧ください。
住所:滋賀県大津市京町3丁目3−36
営業時間:授与所は9:00~19:00
拝観料:無料
その他:表門鳥居前に有料駐車場