先日に書いた伏見桃山城は、桃山丘陵の中にあります。
お城を囲む形で、3つもの御陵があるのです。

地図でこの近くの神社を調べていた際に、どうしても気になったので行ってきました。

先に言っておきますが、こちらトレッキングコースとなっており、道によってはとんでもない急こう配となっています。

実は私、現地に行くまで気づいておらず、近くまで来て愕然としました。
というのは私事ですが、昨年に足を怪我し、まだ完治していないのです。

通行止めになっているとはいえ車道もあります。
しかし「これ走れるの?」ってくらいの急な坂道の所も。

まさにトレッキングには最適ですが、体力に自信のない方は楽に歩けるコースを調べて行くことをおすすめします。
(私も気を付けます。遅いけど・・・)

日傘で歩く、どう見ても散歩にしか見えない人でしたが、私の他にも4~5人の日傘とすれ違いました。

取りあえず、伏見桃山城の時に利用した地図。
階段の場所は事前に気づいたので避けたら、とてつもない急な坂。
東の御陵から北の御陵まで歩きました。

まずは「明治天皇 伏見桃山陵」へ向かう、絶対に登れなさそうな大階段。
登り始めたトレッキング中の男性と比べたら階段の長さが分かると思います。
最初にこれに気づいて脇の車道を行ったのですが、気を抜いたら転げそうなくらいの坂でした。

何とか休み休み歩き、「昭憲皇太后 伏見桃山東陵」付近まで。
こちらにも少し階段がありました。
こちらはトレッキング中の方が多く休憩していました。
私は階段を避けて脇の車道を上がります。
全景を撮りたくてちょっと遠目ですみません。

「昭憲皇太后 伏見桃山東陵」です。
鳥居の奥に丸い屋根のようなものが見えますが、そちらが御陵です。

とても爽やかな空間で、ゆったりとした時間が流れているような気がします。

そしてここの西側にある急な坂道をさらに上がります。
ウネウネしていて、トレッキングの方々も慎重に歩いていました。

何とか登りきると・・・
あ、これ手水舎やったんや。

東陵にも同じものがあったんですが、水が出てなかったので、何やろう?と思っていました。

井戸水かな?少し冷たいくらいの温度です。
35度くらいある暑い日だったので、タオルを浸して汗を拭いている方が多くいました。

そして、この丘陵の一番高いところにある御陵。
「明治天皇 伏見桃山陵」です。

ところで何故、明治天皇陵が京都なのかですが、天皇の遺言だそうです。

明治天皇は現在の京都御所敷地内、桂宮邸跡の傍にある「中山邸」でお生まれになりました。
産湯に使ったといわれている「祐井」もあります。
小さめの建物もあるのですが、こちらが当時のものかはわかりません。

御陵の横には・・・
「明治天皇陵御休所」です。

皇室の方が今でも定期的に参拝されているので、その際に休憩される場所だと思われます。

当然、一般の人は入れません。

そしてここからは少し距離があるのですが、比較的ゆるい下り坂、しかし砂利道を「桓武天皇 柏原陵」まで歩きました。

木々に囲まれた散策道が多く、気持ちの良いコースです。

伏見桃山城の傍を通り、お城から見ると繋がってはいませんが北西隣になります。
個人的にはこの「桓武天皇 柏原陵」に一番強いオーラを感じました。
他の御陵と比べると小規模なのですが・・・

ところで桓武天皇(かんむてんのう)とは京都に都を築いた方です。

以前は平城京に都がありましたが、奈良の神社仏閣が権力を持ちすぎ、国政にも影響を与えるようになりました。
そのため奈良から離れようと、京都へ都を移し平安京としたといわれています。


よければこちらもご覧ください。


桃山丘陵・明治天皇陵(宮内庁のホームページに天皇陵の紹介があります)
住所:京都府京都市伏見区桃山町古城山
営業時間:8:30~17:00
入場料:無料
その他:南に参拝者用駐車場があります