「大覚寺」は真言宗大覚寺派の大本山。もともとは嵯峨天皇の離宮でしたが、876年にお寺に改められた皇室ゆかりの寺院です。その後一時衰退しますが、1308年に後宇多天皇が再興し、ここで院政を行いました。
時代劇の撮影所が多い太秦から近いため、境内にある大沢池(おおさわのいけ)や明智門(あけちもん)は映画やドラマの撮影によく使われています。
大沢池は日本最古の人工の庭池とされ、かつては舟を浮かべ、詩歌管弦の宴が繰り広げられたと伝わります。1923年(大正12年)に国の文化財として国の名勝に指定されました。
現在でも中秋の名月のころになると「観月の夕べ」が催されています。
現在でも中秋の名月のころになると「観月の夕べ」が催されています。
明智門は明智光秀が築城した亀山城から移築した門です。
2026年に開創1150年を迎えるのに先立ち、2025年1月21日(火)より大覚寺の寺宝を展示する特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」が東京国立博物館 平成館で開催される予定です。